創元文芸文庫版『永遠の夏をあとに』7月中旬発売です

 


♦創元文芸文庫版『永遠の夏をあとに』(表紙絵:Re°さん)

2020年に東京創元社から単行本として出た『永遠の夏をあとに』が、今夏、文庫版として発売になります。

表紙の絵はRe°さん。

担当さんと装丁デザイナーさんがこの絵を見つけ(同時に見つけたとか!)、表紙として使わせてもらえることになりました。
単行本のカバー絵と、また違うイメージの文庫版の表紙。
どちらの絵も『永遠』だと、思える。

2度も素敵な絵と出会えて、本当に幸運な物語です。

装丁デザイナーは単行本と同じ西村弘美さん。
帯をじっくり見たら、帯の下の絵もトックリごらんなすって。

お色直しした(私の担当さんが文庫版をお色直し、と言ったのですが、
なんて素敵な言い方だろうと思い、マネ笑)文庫版『永遠の夏をあとに』、
タイトル通り、ちょうど夏発売です。

どうか今年はみんな良い思い出に残るような、2022年の夏になりますように…


♦♢♦おまけ♦♢♦
彰「単行本発売時に、このブログで『永遠の夏をあとに』作中の「泉鏡花つながり」を書いたけど、
一つだけ謎のままにしたの、覚えてるかな?

最後の一つは俺の名前。
俺のフルネーム、葉越彰(はごし・あきら)なんだけど、
泉鏡花『草迷宮』の少年の名前「葉越明(はごし・あきら)」からとったの。

もともと彰って名は決まってたんだけど、作者が苗字浮かばない~ってぐだぐだしてた時に、草迷宮を読んで、あっ同じ名!音も漢字もすごくイイ!って即決した…。
泉鏡花先生ありがとう……。

あっ、ちなみに俺は『永遠の夏をあとに』の主人公じゃないです、
主人公は別なやつ!…俺の自慢の親友。本人にゃいわねーけど!」