角川文庫新装版『彩雲国物語十三 黎明に琥珀はきらめく』7月下旬発売です

 


◆角川文庫版「彩雲国物語十三 黎明に琥珀はきらめく」 (イラスト/弥生しろさん)

7月下旬発売。
 (収録外伝「お伽噺のはじまりは」
*ビーンズ版の番外編に収録済みのものです)

「13巻、紅家編スタートだ。新装版だとこれが百合(ゆり)の初登場か。
…百合とは誰だ、だと? …。…。……。……………読めばわかる。

ビーンズ版では百合は紅家編より先に、短編集の『地獄の沙汰も君次第』で初出していたから、『黎明~』では作者は百合について詳しく書かなかった。角川文庫版の読者には不親切かもしれん。
『地獄の沙汰~』は、次の巻のアナザーエピソードに収録される…はずだ。
絳攸を拾ったころの話、百合についての物語は、そこでわかる。
待て次号!だ。

…なんかだんだん刊行ペースが遅くなっとらんか、だと?
ずんどこ増えてく本編+番外編のページ数に、へろへろ作者が敗走してるせいだ。
つまり最終巻までもう刊行ペースが遅くなりはしても早くはならん!(断言)

今回も手直ししまくってる作者だが、百合に付き添ってる琵琶もった若者は紅玖琅(こうくろう)の息子の伯邑(はくゆう)という、どーでもいい小ネタがある。
(注:1行くらいしか書かれてませんし、しゃべってもいません)

前の担当(←男性編集)は百合がいちばん好きだと言っていてな…。
今回の表紙も百合にしたいと言っていた…私でなくな!!!
ぅおのれ、表紙までも兄上や秀麗とソーシャルディスタンスされかけようとはー!
(↑現担当の指名がなければ、表紙シリーズ不出馬決定だったひと)

…それと、表紙の帯の下に描かれた花は、李(すもも)だ。

暑中見舞い申し上げる。
そちらのソーシャルディスタンスはいずれ終わろう。
大事な者のすぐそばにずっといられるよう祈っている」